海女が主役の祭典
周囲13 km、人口800人ほど。標高238mの大山を中心にしてサカデン山、ボシ山などの山々が連なっています。なかでも大山山頂付近では、1〜2月頃になると紅ツゲが紅葉します。寒風が吹きすさぶ中、じっと耐えるかのように紅葉する様子は、とても美しいものです。
毎年7月11日に「しろんごまつり」が行われる海女の島としても知られ、この日は一斉に海に入った海女たちが、アワビのつがいの初捕りを競います。赤黒つがいのアワビを最初に捕った海女が、その年の海女頭に。
また、島内には漆黒の小石が敷き詰められた浜があり、第二次世界大戦まではその小石が伊勢神宮の玉砂利として献納されていました。西行法師の和歌を集めた「山家集」の下巻には、菅島を詠んだ次の二首が納められています。
「菅島や 答志の小石 わけかへて 黒白まぜよ うらの浜風」(菅島の黒ばかりの小石と答志島の白ばかりの小石を分けかえ、黒石と白石を混ぜてくれ、裏の浜風よ)
「からす崎の 浜の小石と 思ふかな 白もまじらぬ菅島の黒」(カラスの名を持つ香良洲崎の浜の小石かと思うよ、ひとつも白が混じらない菅島の黒い石は)
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